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家づくりについて、構造や工法など

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収納性能が高い間取りってどんな間取り?おすすめの間取りをご紹介!

収納性能が高い間取りってどんな間取り?おすすめの間取りをご紹介!

  注文住宅の間取りの中で見落としがちなわりに 重要度の高い間取りが収納性能の高い間取りです。 ただ広ければいいというわけでもなく家事同線なども 考えながら使い勝手の良い間取りにしていくのが大切です。 建て終わった後に「もっと収納スペースがあればよかった・・・」 「収納スペースは作ったけど全然使ってない」など後悔しないよう収納のポイントをいくつかご紹介いたします。   収納を考える際のポイント   収納は多ければ多いほど良いというものではなく 生活をしていく中で有効活用できるスペースでなければなりません。 収納を考える際のポイントは大きく分けて3つあります。   1.現在不便に感じていることをまとめる 今住んでいる家やこれまでに住んでいた家で 「こんな収納があればな・・・」「この収納使いづらいな」と 感じたことはないでしょうか。このように不便に感じたことを洗い出しましょう。 一度整理することでいざ間取りを考えるときに 設計士さんにスムーズに悩みが伝えられます。   2.収納スペースに大切なことは「動線」 いざ使いたいときにすぐに取り出せるどこに何があるか把握できるなど「使う場所」に近いところに収納することで取り出しや片付けがしやすく使い勝手の良い収納と言えるでしょう。 例えば、掃除用具は使用頻度の高い場所に、タオルやパジャマ、下着などは脱衣所の近くに 家の中を汚さないようゴルフクラブやキャンプ用具、ベビーカーなどを玄関収納にスペースがあると便利ですよね。 生活動線が短くなれば無駄な行動がなくなり、時間や気持ちにゆとりが生まれるでしょう。   3.予算との相談 収納を増やせば物を収納することはできますが、 増やしすぎると生活スペースが圧迫されてしまいます。 また、必要のない収納が増えてもお金がもったいないです。 ご自身がいくらくらい収納スペースに予算を出せるのかしっかり考えておきましょう。   注文住宅におすすめの収納スペース お客様の中でも人気のある設計時に検討したい収納スペースをご紹介します。   ■ウォークインクローゼット   広々とした造りで人の出入りもできるため、人気の高いウォークイン収納。 一般的なクローゼットよりも奥行きのあるウォークインクローゼットは、衣類以外にも スーツケースなどの大きくかさばるものをはじめ、様々な物を収納する用途として使用できます。 また出入口を2ヶ所以上設ける「ウォークスルー収納」を検討するのもよいでしょう。 リビングやパントリーなどと併設することで生活動線が確保できます。   ■壁面収納 壁面収納とは壁を収納として有効活用することができる家具をいいます。 家族全員が集まるリビングに壁面収納を設置するケースが多く、 壁際に設置するため通路を邪魔することなく インテリアを配置することも可能なのでおしゃれにスペースを有効活用できます。 何を配置するのかを予めピックアップし、 どのような壁面収納にするかプランをたてましょう   ■パントリー   パントリーとは、食器や食品類を収納するためのスペースのことを言います。 また常温で保存ができる食品や調味料、消耗品などを ストックしておく空間として活用されます。リフォームでの増築が難しいと言われているため、家を建てる際にどこに設置するかをきちんと考える必要があります。 パントリーを設置することで下記のようなメリットがあります。 1.食品や飲料水、調味料をたくさんストックできる 2.災害時に必要なものもストックしておくことができる 3.オープンな空間なためどこに何があるか把握しやすく 4.キッチンに余計なものがなくなるので常にきれいにすっきりと見せられる 家族が多く料理をする頻度が多い場合はパントリーを検討してみるのもアリです。   ■シューズクローク   シューズクロークとは、玄関横に作られた大きな収納スペースのことで、 土足で出入りが可能な収納スペースで子供がいるファミリーや趣味がたくさんある方に人気の間取りです。 アウトドアグッズやベビーカー、スポーツ道具なども収納できる為、 部屋を汚さずまとめられるでしょう。 注意点としては敷地が広くない場合は 玄関のスペースを圧迫してしまう可能性があります。 また湿気がこもりやすく、においの原因になってしまうこともあるため、 換気がきちんとできるかどうかも大切になります。   ■屋根裏部屋収納   屋根裏部屋収納とは、屋根裏のデットスペースを 収納スペースとして活用できるようにした間取りです。 ひな人形やこいのぼりクリスマスツリーなどの季節ものや普段使わないキャンプグッズなどを収納しておくのにはぴったりの収納スペース。 収納スペースだけでなく子供の遊び場や お昼寝スペースなどアイディア次第で色々な活用ができます。 注意点としては上り下りや出し入れが困難、どこに何があるか分からなくなることがあるという声も多いため工夫が必要です。   ■畳が丘   畳が丘とは床面から一段高い子上がりになった畳スペースのことです。 洗濯ものを畳んだり、小さい子供の寝かしつけなど、家事や育児がしやすいスペースです。 子上がりの部分を引き出し式の収納にすることで季節ものの衣服や子供のおもちゃなどをいれるスペースとして活用できます。

ツーバイフォー工法(2×4工法)とは

ツーバイフォー工法(2×4工法)とは

デックスでは住宅建築において在来工法(木造軸組構法)とツーバイフィー工法(2×4工法)を採用しています。よく比較される2つの工法ですが、それぞれの特徴とはどんなところにあるのでしょうか? 今回はツーバイーフォー工法について詳しくご説明していきたいと思います。 ■ 在来工法との違いについて ツーバイフォー工法は「木造枠組壁工法」のひとつとなります。対照的な工法として、日本の古来から使用されている伝統的な住宅工法である「木造軸組工法(在来工法)」があります。 2つの工法の大きな違いは建物を支えている軸が違う事です。名前の通り柱と梁を軸として建築していく在来工法に対して、壁を面として建築していくいくのがツーバイフォー工法となります。 木造軸組構法は設計上の制限が少なく自由度が高いというメリットと、工法が複雑であるがゆえに職人のスキルによって品質が大きく違ってくるというデメリットが存在します。 比較してツーバイフォー工法は、釘1本から建築ルールが存在し、作り手の差が出にくい品質管理のされた建物となります。 たとえばマッチ箱やダンボール箱をイメージしてもらうと分かりやすいのですが、すぐに折れ曲がってしまうような素材でも、箱状にすると、物を積み重ねたりすることができ、上や横から押しても簡単には破損しません。その頑丈な6面体の箱で、住宅を形成していくという丈夫な構造と言えます。 [blogcard url="/news/1745"] ツーバイフォー工法とはどんな工法なのでしょうか? ■ ツーバイフォー工法のメリット ①優れた耐震性能 日本で住宅を建築する際、やはり気になるのが地震に対する備えかと思います。 地震大国である日本において住宅の耐震性能はもっとも重要と言っても良い基本的な性能と言えます。ツーバイフォー工法での住宅が増えている理由もここにあると言えます。 ツーバイフォー工法は床と壁面、天井が一体となった6面体のモノコック構造となり、一体となった構造は地震の力を全体で受け止め分散します。その為、力が一箇所に集中する事がなく、倒壊や損傷の可能性を大きく軽減します。 構造上、在来工法と大きく異なる点は床部分の構造になります。在来工法は床材を火打土台で支えている構造となります。ツーバイフォー工法の床は6面体の一面となる為、非常に剛性が強く、1階2階共に地震に強い構造になります。 実際に平成23年の東日本大震災では、調査対象住宅20,772戸のうち当面補修をしなくとも居住に支障ない住宅は19,640戸となり、実に95%はそのまま住居が可能という結果となりました。また平成16年の新潟中越地震でも全壊半壊した住宅が18,800戸あるなか、ツーバイフォー住宅の全壊半壊戸数はゼロでした。 ②耐火性能 木は燃えるイメージがありますが、太い角材や厚い板材においては温度上昇が遅く、火が付くと表面に炭化層ができ、それが断熱材の役割を果たす為、なかなか燃焼しないのです。加熱による強度の劣化は金属に比べかなり遅いと言えます。 ツーバイフォー構造の建物は、火の通り道を木材で塞ぐファイヤーストップ構造をしており、上階や隣に火が終え広がるのを防いでいます。 その為一般的にもツーバイフォー工法で建築された建物は耐火性能が高いとされ、火災保険の費用を抑えることもできます。一般的には火災保険で約1/2、地震保険で約1/3の保険料金となります。 [blogcard url="/news/3553"] ③ハリケーンも防ぐ耐風性能 近年台風での危害も良く耳にしますが、ツーバイフォーは、強力なハリケーンが襲う北米地域で生まれた工法の為、耐風に対する工夫が施された工法でもあります。 そのひとつがハリケーンタイと言われるあおり止め金具です。ハリケーンタイは屋根のたる木と外壁部分をしっかり固定し強風から屋根を守ります。またこのハリケーンタイは優れた耐久性から雪庇対策にも用いられています。 ④高機密、高断熱である どんなに腕の良い大工さんが丁寧に建てた家であっても、窓枠や天井、床に壁などにちょっとした隙間が空いているモノです。その目には見えないほどの隙間が空気の通り道となります。空気が通るという事は、冬は寒い空気が入り、室内のあたたかい空気を外に出してしまう。夏は熱い空気が室内に入り、エアコンで冷やした涼しい空気を外に出てしまいます。隙間が多ければ冷暖房効率が悪くなります。 面と面を接合するツーバイフォー工法は隙間の少ない気密性を確保しやすい工法と言えます。高気密な建物は冷暖房効率だけでなく、ヒートショックの防止、耐火性能の向上という利点もあります。 ■ ツーバイフォー工法のデメリットの勘違い ①建築時の間取りに自由度がなかったり、リフォームがしづらい 「間取りに制限があったり、後から変更することが難しい。」ツーバイフォー工法のデメリットとしてしばしば言われるこの話。実は少し違います。 面で構成された住宅の為、在来工法に比べ大空間が創れないと言われるツーバイフォー工法ですが、一区画40㎡(24帖)まで、上部床面の補強をおこなった場合は60㎡(36帖)までの空間を作れます。住宅としてはかなりの大空間といえるのではないでしょうか? また、リフォームについても出来ないわけではありません。ツーバイフォー工法は1974年7月に当時の建設省が技術基準を告示し、在来工法と同様に建設できるようオープン化された工法となります。その為、建築方法が釘1本からルール付けされています。そのルールを熟知していない建築士が設計やリフォームをした場合、抜いてよい壁や窓の大きさの規定が解らず、どうしても自由度が少なくなってしまう事もあるようです。 よく在来工法の方がリフォームしやすいと耳にするのは、明確な遵守基準が少なかったためとなります。極端に言えば品質を損なっても自由にできてしまった為となり、決してリフォームがしやすいわけではありません。逆に工法をしっかり理解して行えば、ツーバイフォー工法であっても大規模なリフォームも安全に高品質で行う事が可能と言えます。 ②大きな窓(開口部)を設置しにくい こちらもよく聞くデメリットとなります。壁の表面積に対して「箱」の一部をくりぬいてつくることになるため、住宅を支える壁の強度が下がってしまうという事で、在来工法に比べると自由度が低いとは言えます。 実際には上記①と同じ理由と言えます。基本的に建物の隅角部(出隅、入隅)には90㎝以上の壁をつくる事、また耐力壁に開口部を設ける場合は、開口部の幅はその耐力壁線の長さの4分の3以下となります。このルールに則った開口部であれば設置が可能となります。 ■ ツーバイフォー工法についてのまとめ ツーバイフォーのメリットを考えると非常に災害に強い工法と言えます。地震、台風、火災と家における心配事に関してとても安心できる工法でしょう。 また長くから使用されている工法でもある為、耐久性においても実際に保証されていると言えます。 大切なマイホームの建築工法としてツーバイフォーはとても魅力的な工法と言えるでしょう。 ■ デックスのハイブリット制震工法 デックスが提案する構造は、高耐震構造パネルによるモノコック構造による地震力に耐える耐震構造と、高減衰ゴム制震ダンパーの地震力を逃がす制震工法を組み合わせた、ハイブリッド制震工法です。 巨大地震が起こった際に、地震に耐えるには建物の耐震構造が必要ですが、先の熊本の地震のような繰り返し起こる余震や度重なる地震に対して、建物を守るには、建物に加えられる地震力を外に逃がし、基礎や木部の接合金物に対する負担を軽減する必要があります。 デックスでは、耐震と制震を組み合わせることで、「柔軟な立方体」を形成し、大きな地震力が繰り返し起こっても、建物にかかる負担を最小限に抑え、より長寿命な構造躯体をつくります。 [blogcard url="/news/3833"] デックスの地震に強いパワービルド工法

注文住宅の外観の種類はどんなものがあるの?

注文住宅の外観の種類はどんなものがあるの?

  モダン 外観の形状や色をシンプルに統一した住宅。フラットや片流れの屋根と直線的なフォルムが特徴 デザインの流行りなどに左右されない長く住んでいても飽きのこないデザインも人気です。 また、家の構造が複雑ではないので、メンテナンスがしやすいというメリットもあります。     和風・和モダン 日本の伝統的な建築技術を活かしつつ現代の新しい建築を織り交ぜたデザインの家 日本人に最も馴染みのあるデザインで、木の自然の質感を取り入れた引き戸の玄関や切妻屋根が特徴です。 和風の落ち着きや洗練された雰囲気を求める方に人気です。 和風と言えば茶色ベースのイメージがありますが和モダンは、白や黒を混ぜたものもあり、和のなかにも現代の欧米的な生活様式を取り入れたデザインになっております。   洋風 レンガ造りやタイル張り、ログハウスなど、外国でよくみられるような住宅。 カントリースタイルや南欧スタイル、北欧スタイル、ブリティッシュスタイルなど様々なタイプがあります。     洋モダン 洋風の家の古い印象を与える装飾などを取り除き、現代的かつ日本の風土に合わせた外観の住宅     ナチュラル シンプルでありつつも木目を使って暖かみを出したデザインです。 自然素材をメインに使う為、自然の空間に包まれているような、おしゃれなカフェにいるような雰囲気を味わえます。 また、おしゃれなインテリアとも相性が良いのでインテリアにこだわりたい方にもおすすめ     ニューヨークスタイル ニューヨークスタイルは、ニューヨークのソーホー地区に多い「キャスト ( カースト ) ・アイアン建築」の外観で、大きな窓や天井を支える大きな柱、住宅の骨格を構成する枠組みが特徴で、ニューヨークを舞台としたドラマや映画にもよく登場します。古き良きニューヨークを感じさせるような家に住みたい方には、ニューヨークスタイルがオススメです。   ブルックリンスタイル ブルックリンスタイルは、外観にラップサイディングを用いていますが、カリフォルニアスタイルとは異なりもっと落ち着いて洗練された都会的なデザインなのが特徴です。 レトロとモダンを融合したようなオシャレな家に住みたい方には、ブルックリンスタイルがオススメです。     北欧風 日本ではあまり見られない、白のレンガを使ったり、 淡い色調の石を使ったりした個性的なデザインの住宅にも魅力があります。 北欧住宅の種類の1つに異なる色同士を組み合わせたものもあります。例:1階部分白に2階・屋根部分を黒に また急勾配の大きな三角屋根や自然光を取り入れるための大きな窓も特徴の1つです。     南欧風 南欧テイストは、地中海沿岸の国々(ポルトガル、スペイン、フランス南部、イタリアなど)のリゾート地で多く見られる外観です。外壁にアイボリーやホワイト、ベージュ、ライトブラウンといった色のレンガを用いたり、断熱性の高い瓦を使用するのが、南欧テイストの特徴となります。  

注文住宅の建築費用と一般的な相場観

注文住宅の建築費用と一般的な相場観

■ 注文住宅の建築費の相場とは 注文住宅を建てている人は、だいたいどれくらいの広さでどのくらいの費用をかけて家を建てているのでしょうか? 全国平均で住宅の床面積をだすと約129.3㎡、建築費(土地代は含まず)に関しての平均は約3,300万円となります。どちらの平均値もエリアによって大きく違ってきますが、平均相場は40坪程の床面積に対して3,000万円前後といってよいでしょう。 2018年度の「住宅金融支援機構データ」から注文住宅の平均床面積と平均建築費を首都圏と全国で分けてみると、床面積は全国平均で126.8㎡、首都圏で125.3㎡となる。 やはりスペースの限られた都心部では若干小さくなっています。ですが、あくまで平均値ですので、エリアに限らず要望の大きい注文も多数ある注文住宅ですから、必然的に同じくらいの平均値になってくるのかもしれません。 また注文住宅の価格の下限はある程度想定が出来ますので、一部の富裕層が大きく相場を吊り上げてしまっている事も考えられます。実際の一般的な相場は平均値とは少し違ってくるのかもしれません。 また、建築費用に関しては、全国で約3,228万円、首都圏で3,694万円となります。 面積、坪数と反比例して平均建築費用は上がってきます。つまり坪単価があがってきます。 首都圏、東海、近畿の順番で三大都市圏では同じような動きになっていきますが、土地の代金も大きく違ってくるため住宅の住宅総額の差は更に大きくなると思います。 建物にかけられる費用の割合も当然変わってくる事を考えると、都市部での住宅購入の相場感覚は全国と比べ大きく異なるといえるでしょう。 とはいえ、希望や夢をかなえた住宅を出来るだけ安く建てたいというのが、誰もが考えるところかと思います。相場は相場として、あくまで平均値なので年収はもちろん年齢や詳細エリアによっても大きく価格が変わってくる事を理解したうえで、資金計画や検討エリア、住宅に対する希望で予算を考えていくのが良いかと思います。当たり前ですが、すでに土地を持っている場合とそうでない場合では考え方は大きく流れが異なってくると思います。 [blogcard url="/news/3786"] ■ 金額別の注文住宅の特徴について 1,000万円台の注文住宅とは ローコスト住宅というカテゴリーになる1,000万円台の注文住宅。外観や間取りなど、基本的にはシンプルに造られる事が多く、建築費用でコストを抑えた分、他の物にもしっかりとお金をかけたい方が選ばれる事が多いかと思います。 ・趣味や旅行にお金をかけたい ・子供の教育にお金をかけたい ・ローンの金額を抑えて早く返済してしまいたい ・まだ年齢が若いけど家を持ちたい このような希望のかたやコスト重視の人に選ばれる価格帯となります。 住宅の特徴としてはシンプルな形状の家が多くなります。家の形が変形していたり、建物に凹凸が多い場合は住宅の表面積が多くなりますので、どうしてもコストが高くなっていきます。それは外壁の材料が比較的高額なものが多く、表面積が大きいという事は必然的に建築コストが上がってしまうポイントとなります。 このような理由からローコスト住宅は、どちらかといえば長方形や正方形を中心としたシンプルな家が多くなってきます。ただ、だからと言って面白みのない住宅というわけではありません。 ローコスト住宅を得意とする設計事務所は、豊富な実績からシンプルであるが洗練されたデザインの家を仕上げてくれます。また、要望にあわせた機能を備えた住宅はその人ならではの快適な生活がスマートにかないます。 また、ローコスト住宅は企業努力で成り立っている価格帯でもあります。大手ハウスメーカーの場合、TVCMやプロモーションを大々的に行います。その費用は家の価格に乗っかってきますので、割高になってくるのは当然ともいえます。 仕入方法の工夫や家が出来るまでの様々な工程を内製化する事でコストを削減している企業もあれば、基本設計をパッケージ化する事でベースの費用を抑えたりと、企業により様々な努力をした結果となります。 一概には言えませんが、「ローコスト住宅とは安かろう悪かろう」ではなく、品質を損なう事なく、低価格にこだわる極力無駄をはぶいた理想の住宅といったイメージの住宅です。 [blogcard url="/news/3603"] 2000万円台の注文住宅とは 1,000円台でもある通り、どこにお金をかけるかというところで住宅の価格は大きく変わってきます。2,000万円台になるとこだわれる部分も物理的に多くなりますので、中庭やガレージなどの一つのテーマを意識して、それを中心に住宅を考えていく事が出来る価格帯かと思います。 一般的には希望が膨らんでしまい、予算オーバーに比較的なりやすい価格とも言われていますが、優先順位とメリハリがついていれば、こだわりたい部分にしっかりとお金をかける事が出来る価格帯となります。 ・趣味の要素を住宅に取り入れたい ・生活のスタイルを家から創りたい そんな家や生活に対するイメージが強く存在している方が比較的多いかと思います。 1,000万円台の家と同じようにハウスメーカーによっては、どの価格であっても高価格にも低価格にもなります。メーカーのブランドや設定になりますので、性能の違いや優先順位をしっかり考える事で、ハウスメーカーも選び易くなるのではないでしょうか? 住宅の中身で価格は大きく変わりますが、ハウスメーカーの設定が大きく作用するものでもあります。   ■ 建築費を出来るだけ抑える為の失敗しないポイント ・シンプルな形状の建物にする これは1,000万円台の注文住宅でもお話ししている通り、正方形や長方形を中心とした外観がオススメとなります。 シンプルな形状の住宅は耐震性も向上するので安心というメリットもあります。 ・設備のグレードのバランスを考える 建材や設備には低価格のものから高価格なものまで本当に様々です。全てにこだわってしまうと費用はかなり大きくなってしまいますので、抑えるためには、こだわりたい部分の優先順位を決めバランスよくメリハリをつける事で全体的な予算を抑える事ができます。 ・水回りを集中する 水回りの設備は離れているとそれだけ配管設備が多く複雑になり、費用がかかります 水まわり設備は出来るだけ1ヶ所に集中させることで配管工事費を抑える事が可能です。 ・部屋を広く壁を少なくする 部屋数を多くするという事は、それだけ壁を設置しなければならなくなります。その分、費用はかかりますので、壁を少なくする事で費用を抑える事は可能です。 壁を少なくすることで広い室内空間を確保出来、採光や通風の面でもメリットが多くあります。   ■ 注文住宅の相場についてのまとめ せっかくの注文住宅、下調べをしっかりおこなう事で、家族の希望の優先順位を決めていく事で無駄な費用を抑え、予算が大幅に変わってしまう事も少なくなると思います。 [blogcard url="/news/3581"]

注文住宅の耐震性能と設計時の注意点

注文住宅の耐震性能と設計時の注意点

■ 住宅の耐震性能と基準とは 地震の多い日本だからこそ、家を建てる際には耐震を意識したいところです。近年、大規模な地震が数回にわたり起こり、その際に住宅にも大きな被害が数多くでました。 数多くの住宅が倒壊してしまったのは、耐久壁の量や土台からの柱抜けが主な原因と言われています。 こうした被害状況をもとに、より安全な住まいを維持するため建築基準法の改定が繰り替えされていき、特に耐久壁の量やバランス、補強についての義務化がされるようになっています。 現在の日本の建築基準法は耐震等級1以上の住宅でなければ建てることができません。 ■ 耐震性能と耐震基準について 耐震性能は地震の揺れ、力に耐える性能となります。その耐えられるレベルがどの位なのかで基準を定めたのが耐震等級となり、現在のところ等級は1~3に定められています。 住宅の耐震性能基準は大地震の度に繰り返し変更されてきております。はじめて耐震基準が施行されたのは、関東大震災の翌年1924年となります。その後、大地震が起こる度に耐震基準は改正されてきました。 旧耐震基準では、中程度(震度5程度)の大きさの地震が来ても建物が倒壊せず、地震による被害が軽くすむということを目標とするとなっていました。つまり、当時の基準ではそれ以上の大地震に対する基準は存在していませんでした。 しかし、1981年6月1日に導入された現行の耐震基準では、建築物を新築する際、「震度6強の地震に耐えられる性能」をもたせることが義務化されました。 大地震が起こっても傷一つない建物というのが住宅の理想になると思いますが、ごく稀に発生する大規模な地震に対して全く影響を受けない建物を作ろうとすると、技術的にも費用的にも非常に難しくなります。本来の家・住宅という機能を犠牲にしていしまう程の無理が生じてしまいます。そこで、十年に一回は起こりうる大きさの力に対しては、大規模な工事が伴う修復を要するほどの著しい損傷が生じないことを一つの目標(損傷防止)とし、数百年に一回は起こりうる大きさの力に対しては、損傷は受けても、人命が損なわれるような壊れ方をしないことをもう一つの目標(倒壊等防止)としました。 【旧耐震基準】 (1981年6月1日以前の基準) ・数十年に一度発生する地震(震度5程度)では倒壊や崩壊しない 数百年に一度程度の地震(震度6強から7程度)に対しては想定が存在しない 【耐震等級1】 (建築基準法の耐震性能を満たす水準) ・数百年に一度程度の地震(震度6強から7程度)に対しても倒壊や崩壊しない ・数十年に一度発生する地震(震度5程度)は住宅が損傷しない程度 建築基準法で定められた最低限の耐震性能で、これ以下は危険というギリギリの耐震性能です。 【耐震等級2】 ・等級1で想定される1.25倍の地震が起きても耐えられる 構造計算ないし精密診断が必要になります。 震度6強~7の地震でも、一定の補修程度で住み続けられるレベルで、学校や病院などでは耐震性能が等級2となります。 耐震等級2以上は「長期優良住宅」として認められています。 【耐震等級3】 ・等級1で想定の1.5倍の地震が起きても耐えられる 震度6強~7の地震でも、軽い補修程度で住み続けられるレベルで、消防署や警察署などの防災拠点は等級3になっています。 「長期優良住宅」として認められています。   では実際の等級の差はどこで変わってくるのでしょうか? 耐震等級を高める施工方法には、次のような方法があります。 ・壁の強化 ・床と屋根の強化 ・柱と梁の接合部を強化 ・基礎の強化 ・梁の強化 耐震等級2以上の住宅は、地震保険が割引きされるというメリットもあります。 また住宅ローン減税の最大控除額が大きくなり、「耐震等級割引」も適用されます。 耐震等級2では保険料の割引率は30%、耐震等級3では半額になります。 耐震等級3の住宅は地震時に被害を受ける可能性が低かったといいう実績により、割引率が増加しているようです。   ■ 「耐震」と「制振」「免震」の違い 制振(静振)構造 地震の揺れに連動し、建物が逆方向に揺れる事で家の中の揺れを少なくする構造です。 制震構造は、建物の壁や柱などにダンパーと呼ばれる制振装置を設置する事で、地震の揺れを吸収してその力を20~30%ダウンさせるものです。建物にかかる力を抑える事で、ひび割れ等の軽減を行い、倒壊対策としては一定の効果があります。 ただし、制震効果は2階以上の階へ影響を抑制するものとなりますので、1階は地震の力をそのまま受けてしまいます。 免震構造 地震の揺れを建物に直接伝えない住宅のことを「免震住宅」といいます。建物と基礎との間にゴムなどの免震装置を設置する事で、地盤と建物を離し地震の揺れを建物に直接伝えない構造です。建物に伝わる地震の力が軽減されるため、長くゆっくりと揺れることで、建物の損傷や家具が倒れたりしにくい状態をつくります。 コストに関しては3%ほどアップしますが、地震の力は40%~60%軽減されると言われています。 免震装置は隣家との十分な距離がないと設置できないので、狭小地では設置が難しい場合があります。 耐震住宅と制震住宅はのちのちリフォームする事で追加する事も出来ますが、免震に関しては新築のタイミングでしか設置できない構造の為、検討が必要となります。また、他の構造にくらべてコストが割高になる点、メンテナンスも必要な為、継続的なコストも確認した方が良いでしょう。 [blogcard url="/news/1745"] ■ 注文住宅の場合の耐震性能について 各社が基準としている耐震構造ですが、自由設計の注文住宅となると間取りや配置によって大きく変わってきます。 吹き抜けやリビングの広さによっても少しづつ変わってきてしまうものになりますので、耐震性能を重視する場合は、それを踏まえて相談していく必要があります。   ■ 住宅の耐震性能に関するまとめ 現在の日本では建築基準法によって耐震基準を下回る建物は建てられません。また基本的には高いレベルでの基準を標準としているハウスメーカー、工務店も多いです。 しかし、耐震、免震、制震、その他、メリットやデメリットが違ってきます。またコストも大きく変わってくる部分ではあるので、家を建てる上で重視したいポイントを比較して満足いくカタチで建築をされるのが良いかと思います。 [blogcard url="/news/3824" title="高い耐震性能ツーバイフォー工法(2×4工法)とは" content="地震や台風、様々な災害が頻発する日本での家づくり。今回は災害に強く高品質なツーバイフォー工法について、なぜツーバイフォー工法は耐震、耐風、耐火に優れているのか?その秘密を詳しく解説いたします。"]

ローコスト住宅の注文住宅について

ローコスト住宅の注文住宅について

■ ローコスト住宅とは ローコスト住宅とはその名の通りコストを抑えて建築する住宅となります。単純なイメージでは安い住宅となりますが、実際には単に安いだけという事ではないかと思います。ローコストという言葉だけでいうとどちらかと言えばネガティブなイメージになるかもしれませんが、無駄なコストを省いて優先したい部分にコストをかける住宅と言えます。 またローコストの理由には企業のブランディングや企業努力の表れとなる部分も多いので、単純に安かろう悪かろうというわけではありません。どの部分にコストが使われているのかという配分と企業の考え方として捉えていく方が良いのかもしれません。そういった意味でもローコスト住宅は、予算の限られたなかで家を建てたい方にぴったりな住宅と言えます。 では実際にローコスト住宅と通常の住宅コストではどの程度の差があるのでしょうか? 言葉の定義として、もちろんはっきりとした価格の線引きはありません。とはいえ、一般的な相場の差というものはあります。 住宅購入を検討した人であれば一度は耳にする坪単価。坪単価とは1坪当たりの建築価格となり、合計の本体価格を床面積の坪数(1坪は約3.3㎡)で割った価格となります。通常、住宅を建築する坪単価は、50~60万となります。比較してローコスト住宅の坪単価は30~50万と費用が抑えられている特徴があります。 実際に坪単価30万円の家と50万円の家ではどの位のコスト差になるのでしょうか?全国の建築される住宅の平均床面積は129.3㎡となります。坪数にするとおよそ39坪になります。仮に39坪の住宅を建てた場合の差はこのようになります。 坪単価30万の場合 1,170万円 坪単価50万の場合 1,950万円 このようにかなり大きな差になります。もちろん30万という坪単価はローコスト住宅のなかでもかなり低コストな部類になりますので、差だけを見るとこれだけ大きくなってしまいます。ひとつの目安として考えてもらえると良いでしょう。こうして出来る差によって、土地が高額な場合、家具にお金をかけたい場合、その他の生活や趣味にお金を掛けたい場合など、コストを捻出する事が可能になるかと思います。 [blogcard url="/news/3786"] ■ ローコスト住宅のメリットとは ローコスト住宅の最大のメリットは、やはりコスト(価格)となります。住宅にかける費用を抑える事が出来る為、様々な家(設備やデザイン)を持ちたいというニーズをかなえる事が出来ます。 ・検討している住みたい土地が高額な場合 ・家具やこだわりのある部分にお金をかけたい ・その他の生活や車等の趣味にお金を掛けたい ・今後、子供や仕事の関係でライフスタイルが大きく変わる可能性がある ・子供が独立し夫婦ふたりの生活になり、これからはシンプルに暮らしたい 住宅の建築費用が生活の全てではありません。満足な生活をするなかで予算を抑えて快適な家を持ちたい。そんな方にローコスト住宅はぴったりと言える住宅です。   ■ 「ローコストが実現される」4つ仕組み いくら安く家が建てられると言っても、安かろう悪かろうでは安心して住むことは難しいです。ローコストで住宅を建てられる理由が単純な安普請等の無理な理由で安くなっているというのは怖いものですよね。もちろんそういった理由で安くなっているハウスメーカーや工務店はあると思います。ですが、一般的にローコスト住宅といわれる住宅が安い理由はほとんどの場合この4つとなります。 ① 材料費を抑えている ② 人件費を抑えている ③ 広告費を抑えている ④ 住宅の形状でコストを抑えている ①材料費を抑える事でローコストを実現する これは仕入れの仕方の工夫となります。ローコスト住宅となる商品は、ある程度商品が規格化されている事が多く、その為仕入を行う資材を限定出来る事で価格を抑えます。またスケールメリットを生かし発注価格を抑える事で全体の価格を抑えています。 ②人件費を抑える事でローコストを実現する これはもちろんスタッフを薄給で働かせるという事ではありません。先程もあった通り、ローコスト住宅という商品はある程度の規格化がされている場合が多く、発注から家が建つまでの様々なタイミングで仕組化している事で、販売、設計、建築にかかる工数を削減しそれぞれに発生するコストを抑えています。 ③広告費を抑えてローコストを実現する 広告費については、テレビCMなどの大々的な広告をせず費用の削減をしています。逆に言えばテレビCMを大々的に行っているハウスメーカーなどは、広告料が販売価格にそのまま含まれていると考えて良いと思います。 ④住宅の形状でローコストを実現する ローコスト住宅は一般的に部屋数を少なくすることで壁、ドア、照明、コンセントの数を減らしたりと、コストカットを行っていきます。また外観もシンプルに面積を外壁や屋根の面積を小さくする事で、高額な外装コストをカットしています。 ローコスト住宅を得意とする会社は、コストを抑えるノウハウを多数持っています。その積み重ねが品質を損なわないローコスト住宅の実現になっています。   ■ 一般的なローコスト住宅の注意点・デメリット ここまでローコスト住宅の良いところを書いてきましたが、デメリットはどこにあるのでしょうか? 一般的にはしっかりした考え、方針でローコスト住宅を提供しているハウスメーカーには、理解した上で検討する場合のデメリットはほとんどありません。しかし安かろう悪かろうの工務店も中には存在していると思います。その点には注意が必要となります。 ①プランが限られている場合がある 前記の理由からローコスト住宅は間取りや建具を何通りかから選んでいくセミオーダーに近い規格住宅の場合が多く、ある程度のプランが決まっているので、自由に間取りや建具をとことんこだわりたい人には不便に感じる事があります。もちろん自由設計でローコスト住宅が叶うハウスメーカー、工務店もありますので、よく確認をした方が良いでしょう。 ②耐久性・耐震性・遮音性が優れていない場合がある ローコスト住宅には耐久性・耐震性・遮音性が特別優れているとは言えない場合があります。建築基準法に則って基準を満たしている住宅にはかわりませんが、高性能住宅と比べるとどうしても劣る部分があります。安かろう悪かろうにならないよう、こちらも確認が大切かと思います。 [blogcard url="/news/3553"] ③初期設備のグレードが低い キッチン、浴室、トイレ、設備はそれぞれにグレードが多くあります。全てをハイグレードにしてしまうともちろん高額になります。ローコスト住宅では、初期の設備設定のグレードが低い事が多いです。設備についても確認をしておくと、こだわっている部分で妥協をしなくても良いという事になると思います。 ④保証期間が短い場合がある 家に限らず多くのメーカーは保証をコストと考えます。その為、商品価格に保証でかかる金額を上乗せしている企業も多いです。ローコスト住宅を扱うメーカーも保証期間が数年と短い場合もありますので、契約時にその会社の保証期間をしっかり確認しておくと安心です。   ■ ローコスト住宅を建築するポイント せっかくコストを重視して住宅を作るなら、できるだけ費用を抑えて建築をしたいというのが理想ですよね。グレードを落とす事でコストダウンする方法ももちろんありますが、間取りや外観に気を配ったり、補助金等の申請をしっかりする事で費用を抑えることもできます。   コストを抑える方法についてはこちらの記事で詳しく説明していますので、こちらの記事もご確認ください。 [blogcard url="/news/3559"] 購入の際に利用できる補助金や税制を確認する 高額な金額となる住宅には、国や行政が行う補助金が多く存在します。該当する条件等もありますので、しっかり調べておく事が大切です。 間取りをシンプルにして部屋数を減らす シンプルな外観と間取りにする事で、室内の壁の量や、外壁、屋根等、建材のなかで高額な部類に入る材料を抑える事が出来ます。 水周りを集中した場所に作る 水周りを集中する事で、配管もシンプルに短くなるので費用も抑えられます。一階と二階でも水周りを近くする事で同様に費用を抑えることができます。 こだわる部分とのメリハリが大切 こだわりたいは妥協せず、それ以外とのメリハリをつけることが大切です。長く生活をするマイホーム、こだわりたい部分は大切にする事をオススメします。コストを抑えながらこだわりを実現する方法を一緒に考えてもらいましょう。   ■ ローコスト住宅のまとめ ローコスト住宅とは単純に住宅の建築費用が安いというわけではないと思います。その家の平均的な建築コスト相場に対して、コストパフォーマンスが高い家という意味が強いと思います。つまり3,000万円のローコスト住宅もあれば、1,000万円のローコスト住宅もあるという事です。これは建てたい家の規模やグレード、家に対する考え方、ハウスメーカー・工務店の方針によって大きく変わってくる部分かと思います。しっかりとした確認と知識が必要になるかと思います。 [blogcard url="/category/1500-2000"]

ハウスメーカーと工務店、違いとメリット

ハウスメーカーと工務店、違いとメリット

■ ハウスメーカー、ビルダー、工務店の違いと特徴とは? 注文住宅を検討する際、どこに家づくりを依頼するか?は大きなポイントとなります。住宅建築を請け負う会社は数多くあり、その業態・規模も様々です。そして選ぶ会社によって家づくりの方法や完成する家も違ってきます。建築会社の業態は大きく分けると「ハウスメーカー」「ビルダー」「工務店」「設計事務所」なります。各業態によりそれぞれ良い点も悪い点もありますので、そのメリット・デメリットを理解する事が大切だと思います。家を建てる際に大切しているポイントと比較して、どのメリットがマッチするのか検討していく事が大切かと思います。 ● ハウスメーカーの特徴とは 一般的なハウスメーカーとはテレビCMなどを行い、メディア露出の多い全国規模で営業を行う住宅建築会社となります。それぞれに規格化された「商品としての住宅」をもち、独自開発した技術や特徴を売りとして住宅を販売している会社となります。もともとハウスメーカーは戦後の住宅不足を補う為に設立されたものが多く、大手ハウスメーカー8社で全国シェアを20%以上になります。 設立の経緯は戦後の住宅不足を補う国の政策に基づき、当時主流だった大工の手によるオーダーメイド建築から、大量供給を目的としてパッケージ化した「プレハブ住宅」を供給する事がスタートとなります。住宅は規格の統一をおこなう事で、安定的にスピーディ、また安価に建築が出来るようになります。高度経済成長期を経て「プレハブ住宅」は急速に普及していきます。 供給が進むにつれ、それぞれのハウスメーカーは独自の特徴的な商品・サービスを展開していきます。住宅自体も全く同じという事ではなく、セミオーダーのようなスタイルで商品を展開していくパッケージとはなっていきます。どのハウスメーカーも住宅性能や品質、メンテナンスの仕組みなども同様にパッケージされているので、その部分で安心出来る点は大きいと思います。設計や間取りに関しては他の業態と比べると、自由度は低めとなります。 また、多くの広告費を使う会社が多く、その分知名度やブランド力はあるが宣伝費が商品価格に含まれてくる為、比較的高額になってしまいます。 ● ビルダーの特徴とは 定義としては定まったものはありませんが、全国展開というよりは、複数県にまたがった一部のエリアに特化集中して営業を行い、年間で数百~数千の住宅供給をしている会社となります。ハウスメーカー程の規模ではないが、エリアでの知名度は高く、一定量の供給を行う為、スケールメリットもある業態となります。 ビルダーと呼ばれる業態のなかにも、地域ビルダー・ハウスビルダー・ホームビルダー・パワービルダーと細分化される事もあり、幅広い範囲の会社がビルダーのなかに入ってくると言ってよいでしょう。先程ありました大手ハウスメーカーのシェアは20%程と考えると、残りのほとんどのシェアはこのビルダーと呼ばれる業態に入っていると考えられます。設計や間取りの自由度は会社にもよりますが、比較的高く設計士と進めていく事が多いかと思います。 ● 工務店の特徴とは 地域に根差した年間数十棟の規模で住宅供給をおこなっている会社が多く、家はパッケージされた商品ではなく一棟一棟オーダーメイドで家づくりをしています。工法も伝統的な大工仕事を得意とし、施主との対話によって家を造っていきます。反面、手続きやローン等のサポートは積極的ではない為、自分達で行っていく必要があります。 [blogcard url="/guarantee" title="デックス注文住宅の保証について" content="デックスでは安心してお住まいいただく為に充実の建物保証、設備保証など安心のサポートをご用意しております。また住宅専門の第三者機関「ホームリサーチ」による施工途中の工程チェックなど、安心してお任せいただける仕組みをご用意しております。"] ● 住宅フランチャイズチェーン、ボランタリーチェーンとは フランチャイズチェーンは飲食やコンビニ同様に、独立した工務店がチェーン加入し、チェーンのスケールメリットを生かした仕入れや集客、商品、技術、システム提供を受け一定レベルの商品を同様品質で提供する仕組みです。フランチャイズの場合、請負契約に関しては運営元との契約ではなく工務店との直接契約となります。基本的なメンテナンス等は商品に紐づいている場合が多く、同様のサービスを受ける事が出来るかと思います。 逆にボランタリーチェーンの場合は、技術提供、建築資材等のサポートはあるが、各工務店が独立した商品を展開するため、サービスや保証はその会社によって大きく異なってきます。 ● 個人設計事務所や建築家の特徴とは 設計事務所は、設計および設計監理を行う会社です。設計事務所では設計のみを行い、施工自体は工務店に委託して行われます。施行中から完成までが「設計監理」の役割となりますので、進行状況の確認、品質管理、工事費用の確認等を行います。 ■ 重要視するポイント別それぞれのメリット・デメリットの比較 ● 品質・サービスにおける安心感を重視した場合 ・大手ハウスメーカー ・ビルダー(比較的規模の大きいビルダー) ブランド力や安心感を重視するとどうしても大手ハウスメーカーになるかと思います。 大々的にテレビCM、メディアへの露出を行う事で、認知度・ブランド力はかなり大きなものとなっています。また各社差別化を図る為、最新技術や検査機材を用いデータを出していたりします。その分大幅にコストがかかっているともいえますので、前提として予算に余裕がある場合はブランドと安心を選ぶという選択も良いかと思います。ビルダーに関しては、基本的には同様品質に近いものを提供している会社が多いかとも思います。 ただ、大手ハウスメーカーとは異なり、研究施設や機材を持っていない事が多く、幅の広い業態でもある為しっかりと選択をする必要があると思います。 ● コストパフォーマンス・建築費を重視した場合 ・工務店 ・ビルダー コストに関していうと、より多くの住宅を取り扱う会社の方がスケールメリットが発生しやすいと思います。年間数棟と数百棟では仕入の単価も大きく変わってくるのは、どの業界・商品も一緒ではないでしょうか? ただ、多くの住宅を取り扱うという事は、大手ハウスメーカー程ではないにしろ、それなりの広告宣伝費がかけられているともいえますので、そのバランスが重要になってくるかと思います。また会社によって得意な住宅の傾向が異なり、それぞれにノウハウがあります。自分の建てたい家の傾向に近い実績が多ければ、そのような住宅を建てる「コツ」を熟知している会社の方が、コストや品質を含めて優位性が高いといえます。 ● 個性的な家、趣味や好みを重視した場合 ・設計事務所 ・工務店(自由設計を重視した工務店) 設計事務所や工務店は規格化された商品を持たない為、基本的にはその都度オーダーメイドで建てていく家となります。小さな規模が多い為、融通が利きやすい点も魅力ですが、人対人の間隔も強くなるため、建築士との相性次第では、メリットにもデメリットにもなるところです。要望も理解してもらえない場合は、ステレスになる場合もあります。   ■ ハウスメーカー、ビルダー、工務店の違いとは?のまとめ 住宅を建築する際は様々な条件、要望、希望が発生します。 一番大事にしたい部分は何処か?そによって選ぶべき業態・会社が異なってくると思います。つまり、どのように家を建てたいかによってメリットとデメリットは逆転するものもあるという事かと思います。 家づくりは本来は「未来を創造する」大変ではあるけれど楽しいものだと思います。 その時間を楽しめるような趣向にあった会社を選ぶ事が大切です。

IOT住宅、スマートホームとってどんな家?

IOT住宅、スマートホームとってどんな家?

■ IOT家電を活かしたスマートホームとは? IOTとは直訳すると(Internet of Things)モノのインターネット、つまりモノをインターネットにつなぐ事を言います。IOT家電と呼ばれるインターネット対応機器をスマホやタブレット・専用デバイスで操作を行ったり、機器自体がインターネットから情報得て捜査を行う事も出来るものもあります。 まるで近未来の映画やアニメのような生活に近くなってきました。そのIOTを生かしAIやスマートスピーカーと連動する事で、家電や身の回りにあるデバイスを簡単に便利に制御出来る家を「スマートホーム」と言います。 ■ スマートスピーカーがIOTでの操作を身近にさせた GoogleやAmazonからスマートスピーカーが登場し、「OK Google!」や「アレクサ○○して」の合言葉と共にテレビCMなどの露出も頻繁になり、スマートスピーカーを通した生活のイメージが急速に浸透したことで、IOTやスマートホームという言葉がより身近な存在になってきました。 今後通信システムが5Gになると、更にIOTで出来る事が増え、生活のなかでの活用が更に進んでくると思います。スマートスピーカー(AIスピーカー)はIOTで繋がった機器の制御はもちろん、AIアシンタントによる生活のサポートを覚え成長していきます。スマートフォンと同じように対応機器のアプリを追加していく事で出来る事も増えていきます。 ■ 次世代移動通信システム5GによりIOTは加速 今話題となっている次世代ネットワーク5G(第五世代移動通信システム)、通信方法が5Gに切り替わると、現在の通信速度・通信量とは格段に向上し、複数のデータ処理を高速に同時におこなう事が可能となります。 それにより、従来は技術的に難しかったコントロールや大きなデータコンテンツの使用も実現可能になるといわれています。5Gが通知システムの主流になった際には、IOT対応の家電やデバイスがより当たり前のようになり、もしかしたらほとんどの機器を外出先からでも制御できるような世の中になってくるかもしれません。 ■ パナソニックAiSEG2(アイセグ2)とは Panasonic(パナソニック)が販売しているアイゼグ2では家の様々な事が管理できます。また管理デバイスとして家の管理に特化している為、住宅ならではの課題を解決しているデバイスと言えます。 ・本体からIOT家電を簡単操作出来る。 出かける際には照明機器、エアコン、電動窓シャッター等がアイセグを通して操作可能となります。 ・外出先からスマートフォンで制御する。 玄関ドアの施錠やインターフォンの応対。帰宅前のエアコンや照明機器の操作も可能となる。 ・情報に基づいた機器の制御 大雨や暴風警報などが発せられると、連動して電動窓シャッターが自動で閉めてくれます。 急な天候変化にも安心して外出出来ます。 ■ IOT体験可能なスマートホーム・モデルハウス デックス、モデルハウス(港北ニュータウン)ではPanasonicアイセグ2のIOT体験が可能です。モデルハウスで是非スマートホームに触れてみてください! 是非、一度IOT家電のスマートな生活を体験してみてください。 デックスモデルハウス(港北ニュータウン)にてIOT体験が可能

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