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2023年3月

news 2023年3月
超重要!!  家事導線のポイントについて

超重要!! 家事導線のポイントについて

注文住宅を建てる際には、家事導線を考慮することが重要です。家事導線とは、家事を行う上での動線のことで、家事を効率的に行うためには、各部屋や設備の配置を適切に設計する必要があります。本記事では、注文住宅における家事導線の重要性や考慮すべきポイントについて解説します。 家事導線の重要性 家事導線が考慮されていない住宅では、家事を行う上で不便な点が多くあります。例えば、キッチンと洗面所が離れすぎていると、食器を洗うために移動する距離が長くなってしまいます。また、洗濯物を干すために洗濯機からバルコニーへ移動する際に、家具や壁にぶつかってしまうこともあります。これらの問題を解消するために、家事導線を考慮した設計が必要となります。 家事導線のポイント 家事導線を考慮した設計を行う際には、以下のポイントに注意する必要があります。 動線の短縮化 各部屋や設備の配置を工夫し、家事を行う上での動線を短縮化することが大切です。例えば、キッチンと洗面所を近くに配置することで、食器を洗うために移動する距離を短くすることができます。また、洗濯機とバルコニーを近くに配置することで、洗濯物を干すための移動距離を減らすことができます。 各部屋の機能の考慮 各部屋の機能に合わせた配置を行うことが重要です。例えば、キッチンは食材を調理する場所であり、食器を洗う場所でもあります。そのため、キッチン周りには調理道具や食器棚、洗浄機器などが置かれることが多くなります。一方、寝室は睡眠の場所であるため、静かで落ち着いた空間を設ける必要があります。このように、各部屋の機能に合わせた配置を行うことで、家事導線をよりスムーズにすることができます。 ストレスフリーな動線 家事導線の設計において、ストレスフリーな動線を考慮することも重要です。例えば、ドアの開閉や、家具や設備の配置によっては、通路が狭く感じたり、壁や障害物にぶつかってしまったりすることがあります。これらのストレスを避けるためには、通路の幅や、家具や設備の配置に注意する必要があります。 使い勝手の良い収納 家事導線の設計において、収納スペースも重要なポイントの一つです。例えば、キッチンで使用する調理器具や食器類は、使用頻度が高いものが多いため、取り出しやすく、収納しやすいスペースが必要です。また、クローゼットや収納棚の場合も、使い勝手の良い配置を行うことで、収納物の出し入れがスムーズに行えるようになります。 ファミリー構成に合わせた設計 家事導線の設計において、ファミリー構成に合わせた設計も大切です。例えば、小さな子どもがいる家庭では、調理器具や食器類を取り出しやすい高さに設置することが必要です。また、高齢者がいる家庭では、階段の手すりや浴室の手すりなど、安全に使用できる設備の配置も必要となります。 まとめ 家事導線を考慮した注文住宅の設計は、自分たちのライフスタイルに合わせた理想の生活空間を実現するための重要なステップです。そのためには、設計に携わる建築家や設計者と密にコミュニケーションを取り、自分たちのライフスタイルや希望に応じた設計を行うことが必要です。 また、注文住宅の場合は、設計に加えて、建材や設備の選定にもこだわりを持つことが大切です。例えば、キッチンのカウンターや床材、壁紙など、自分たちが好む素材や色、デザインを選ぶことで、より快適な空間を実現することができます。 家事導線を考慮した注文住宅の設計は、将来的な家族構成の変化やライフスタイルの変化にも柔軟に対応できるように、余裕を持った設計を行うことが重要です。そのためには、将来的な想定を踏まえた予測も必要となります。

注文住宅のリビングの広さはどれくらいがいいの?

注文住宅のリビングの広さはどれくらいがいいの?

注文住宅を建てる際に、リビングの広さは非常に重要なポイントの一つです。 リビングは家族がくつろぎ、過ごす場所であり、ゲストを招待する際のメインのスペースでもあります。 そのため、快適で使い勝手の良いリビングスペースを確保することは、快適な生活を送るために非常に重要です。 この記事では、注文住宅のリビングの広さについて、理想的な広さや注意点について説明します。 理想的なリビングの広さは何平方メートルか 理想的なリビングの広さは家族構成やライフスタイルによって異なります。しかし、一般的には30〜40平方メートルの広さが理想的であるとされています。 この広さは、家族がゆったりと過ごせるスペースを確保することができます。 また、広すぎず狭すぎずのバランスが取れているため、家具の配置もしやすく、適度な圧迫感もありません。 ただし、家族構成やライフスタイルによっては、この広さが必要以上に大きすぎる場合もあります。 例えば、単身者やカップルであれば、20〜30平方メートル程度の広さでも十分な場合があります。 逆に、大家族で多くの人数が同居している場合は、40平方メートル以上の広さが必要になることもあります。 リビングスペースに求められる機能 リビングスペースには、家族がくつろぐためのソファやテーブル、テレビなどの家電製品、収納家具などが必要です。 また、リビングはゲストを招待する場所としても機能するため、ソファやチェアなどの座席数を増やしたり、大型のテレビを設置したりすることも考えられます。 さらに、リビングスペースは家族が集まって過ごす場所であるため、コミュニケーションを取りやすい環境が求められます。 そのため、リビングとダイニングを一緒にすることで、家族が一緒に食事を取ることができるスペースを確保することも重要です。 また、リビングには、子どもたちが遊ぶためのスペースも必要です。 子どもたちが遊ぶために、床に敷物を敷いたり、遊び道具やおもちゃを収納するスペースを確保したりすることが考えられます。 これにより、子どもたちがリビングで遊ぶことができ、家族が一緒に過ごす時間が増えることにつながります。 注意すべき点 リビングスペースを設計する際には、注意すべき点もあります。まず、広さだけにこだわってしまうと、家具の配置がしにくかったり、生活感が出てしまったりすることがあります。 そのため、リビングスペースに合わせた家具を選ぶことが重要です。また、広すぎると家具やテレビが遠くなってしまい、使い勝手が悪くなってしまうことがあります。 リビングスペースを設計する際には、広さだけでなく、使い勝手や家具の配置、ライフスタイルに合った機能の充実など、様々な要素を考慮する必要があります。 また、リビングスペースの広さだけでなく、天井高さや窓の位置、採光なども重要な要素です。 天井が高く設計されていると、広く感じられるだけでなく、開放的な雰囲気も出せます。 また、窓を大きく設計することで、自然光を取り入れ、明るく快適な空間を作ることができます。 まとめ 注文住宅のリビングの広さは、家族構成やライフスタイルによって異なりますが、一般的には30〜40平方メートル程度が理想的とされています。 リビングスペースには、家族がくつろぐための家具や家電製品、子どもたちが遊ぶためのスペース、ゲストを招待するためのスペースなどが必要です。 注意すべき点としては、広さだけでなく、使い勝手や家具の配置、天井高さや窓の位置、採光なども重要な要素であることが挙げられます。 リビングスペースを設計する際には、様々な要素を考慮し、快適で使い勝手の良い空間を作ることが大切です。

注文住宅のキッチン設備で選んでよかったもの10選!

注文住宅のキッチン設備で選んでよかったもの10選!

食器洗い乾燥機 食器洗い乾燥機は、手洗いが面倒な時に便利で、大量の食器を洗う時に効率的です。また、消費電力が少なく、節約につながります。ただし、大型で、設置スペースが必要なこと、設置場所によっては、水回りの工事が必要なこと、電気代がかかるため、ランニングコストが高めであることがデメリットとして挙げられます。 食器洗い乾燥機のメリット ・手洗いが面倒な時に便利 ・大量の食器を洗う時に効率的 ・消費電力が少なく、節約につながる 食器洗い乾燥機のデメリット ・大型で、設置スペースが必要 ・設置場所によっては、水回りの工事が必要 ・電気代がかかるため、ランニングコストが高め ガスコンロ ガスコンロは、キッチンの中でも重要な設備の一つで、調理の幅が広がることから、多くの人々に愛されています。火力が強く、料理がしやすく、調理が早くでき、料理の仕上がりがよく、美味しく仕上がることがメリットとして挙げられます。また、ガスコンロは、電気コンロに比べて、調理温度を細かく調整できるため、調理の幅が広がります。さらに、火力を調整する際には、反応が素早く、調理のスピードが速くなるため、忙しい時にも効率的に調理することができます。 一方で、ガスコンロにはデメリットもあります。例えば、ガス漏れなどの危険があること、掃除が面倒であること、火を使うため、調理中に火傷や火災の危険があることが挙げられます。 また、点火がうまくいかず、火がつかない場合や、火力が弱い場合もあります。このような場合には、燃焼器具の清掃をすることで改善されることがあります。 ガスコンロのメリット ・手洗いが面倒な時に便利 ・大量の食器を洗う時に効率的 ・消費電力が少なく、節約につながる ガスコンロのデメリット ・大型で、設置スペースが必要 ・設置場所によっては、水回りの工事が必要 ・電気代がかかるため、ランニングコストが高め シンク シンクは、食器や調理器具などを洗うための水場となる台所用の洗面器のことを指します。 シンクはキッチンで最も頻繁に使用される場所の一つであり、食器洗いや手洗いなどの清掃作業に欠かせないものです。 一般的なシンクの材質は、ステンレスやシンクレストーン、陶器、ガラスなどがあります。 また、シンクの形状はシングルボウル、ダブルボウル、シンクとコンロが一体型などがあり、自分のライフスタイルやキッチンのレイアウトに合わせて選ぶことができます。 また、シンクには様々な機能が付加されているものがあります。例えば、水栓の種類によっては、水の出し方をコントロールできたり、浄水器を内蔵したものや、ゴミ処理ユニットが付いたものなどがあります。 シンクの選び方においては、使い勝手や清掃性、デザイン性、予算などを考慮して、自分にとって最適なシンクを選ぶことが重要です。 また、シンク周りのカウンターやキッチン収納の配置にも配慮し、キッチンスペース全体の使い勝手を向上させることが大切です。 オーブンレンジ オーブンレンジは、料理を加熱するだけでなく、焼く、グリルする、蒸す、解凍するなど多彩な調理ができることが特徴です。 一般的に電子レンジよりも大型であり、スペースを必要とするため、キッチンのレイアウトや設計時には、十分なスペースを確保する必要があります。 オーブンレンジは、機能や特徴によって、様々な種類があります。例えば、コンベクション機能があるものは、熱風を使って均一な加熱ができ、オーブン料理をより本格的に仕上げることができます。また、自動メニュー機能があるものは、簡単に手軽に料理を作ることができます。 オーブンレンジを選ぶ際には、使用頻度や、加熱する食材の種類、予算などを考慮して、自分にとって最適なオーブンレンジを選ぶことが大切です。 ディスポーザー ディスポーザーとは台所の流し台に設置された粉砕機のことを指します。ディスポーザーは、食べかすや食品の残りカス、野菜の皮や果物の皮など、流し台に落ちた廃棄物を粉砕し、下水道に流し込むことができます。 ディスポーザーは、台所で発生する有機物の廃棄物を簡単かつ衛生的に処理することができるため、注文住宅においては便利な設備の一つとして取り入れられることがあります。また、廃棄物を下水道に流すことで、生ゴミなどを捨てる場所が必要なくなり、キッチン周りが清潔に保てるというメリットもあります。 ただし、ディスポーザーを使用する際には、大きな骨や硬い物、油脂や繊維質の廃棄物は避ける必要があります。また、ディスポーザーは音が大きいため、静かな環境を好む方には不向きな場合もあります。 レンジフード レンジフードは、調理中に発生する湯気や油煙を吸い取り、換気口から屋外に排気することで、キッチン内の空気を清潔に保ち、匂いや湿気の発生を防止する役割を果たします。 レンジフードには、従来型の排気型と、煙や油煙をフィルターで吸着するリサイクル型があります。また、近年では、自動的に風量を調節したり、油煙をセンサーで感知して自動で運転を開始するスマート機能を備えた製品も販売されています。 レンジフードは、キッチン内の換気だけでなく、家全体の換気にも影響を与えます。換気口の位置や風向きなどによっては、換気が不十分になり、湿気やカビの原因になることもあります。そのため、注文住宅においては、適切な換気設備の設置が重要です。また、レンジフードは設置場所や使用方法によっては、火災の原因にもなりますので、正しく取り扱うことが必要です。 キッチン用水栓 キッチン用水栓とは、キッチンで水を使用する際に必要となる蛇口や混合栓のことを指します。キッチン用水栓金具は、食器や野菜などを洗ったり、調理器具を洗浄するために重要な役割を果たします。 キッチン用水栓金具には、蛇口や混合栓のほか、シャワーヘッドが付いたタイプや、浄水器を内蔵したタイプなど、様々な種類があります。また、最近では、タッチレスで操作できるセンサー式の水栓金具もあり、手洗いが不要なため、衛生的で便利な設備として注目されています。 キッチン用水栓金具の選び方には、デザインや機能性のほか、取り付け方法やサイズなどが重要です。キッチンの設計や使用用途に合わせて適切な水栓金具を選ぶことで、快適なキッチン環境を実現することができます。 食器棚 食器棚には、引き出し式や引き戸式、扉付きのものなど、様々な種類があります。 また、収納スペースの大きさや形状、デザインなども多様化しており、自分の好みやライフスタイルに合わせた食器棚を選ぶことができます。 食器棚を選ぶ際には、収納量や収納の仕方、デザインや素材、価格などが重要なポイントになります。 例えば、大量の食器を収納する場合は、引き出しや扉を多く備えた大型の食器棚が適しています。 また、キッチンやダイニングルームのインテリアに合わせて、木製やスチール製、ガラス製などの素材を選ぶこともできます。 キッチンカウンター キッチンカウンターは、機能性やデザイン性に優れ、キッチンの印象を大きく左右する要素の一つです。 キッチンカウンターには、様々な種類があり、天板にクリアガラスを使用したものや、人工大理石を使用したもの、木材を使用したものなどがあります。また、カウンター下に引き出しや扉を備えた収納スペースが付いたものもあり、使い勝手がよく人気があります。 また、キッチンカウンターは、家族のライフスタイルやキッチンの使い方に合わせて設計することができます。例えば、調理スペースを広く取りたい場合には、カウンターの長さを長くし、収納スペースを省略することができます。また、キッチンダイニングとして使用する場合には、カウンターをデザイン的なものにすることで、ダイニングテーブルの役割も果たすことができます。 まとめ キッチン設備を選ぶ際には、自分たちのライフスタイルやキッチンの使い方に合わせて、慎重に検討することが重要です。また、使い勝手や衛生面を考慮して、適切なメンテナンスを行い、長く美しく使えるように管理することが大切です。

ツーバイフォー工法(2×4工法)とは

ツーバイフォー工法(2×4工法)とは

デックスでは住宅建築において在来工法(木造軸組構法)とツーバイフィー工法(2×4工法)を採用しています。よく比較される2つの工法ですが、それぞれの特徴とはどんなところにあるのでしょうか? 今回はツーバイーフォー工法について詳しくご説明していきたいと思います。 ■ 在来工法との違いについて ツーバイフォー工法は「木造枠組壁工法」のひとつとなります。対照的な工法として、日本の古来から使用されている伝統的な住宅工法である「木造軸組工法(在来工法)」があります。 2つの工法の大きな違いは建物を支えている軸が違う事です。名前の通り柱と梁を軸として建築していく在来工法に対して、壁を面として建築していくいくのがツーバイフォー工法となります。 木造軸組構法は設計上の制限が少なく自由度が高いというメリットと、工法が複雑であるがゆえに職人のスキルによって品質が大きく違ってくるというデメリットが存在します。 比較してツーバイフォー工法は、釘1本から建築ルールが存在し、作り手の差が出にくい品質管理のされた建物となります。 たとえばマッチ箱やダンボール箱をイメージしてもらうと分かりやすいのですが、すぐに折れ曲がってしまうような素材でも、箱状にすると、物を積み重ねたりすることができ、上や横から押しても簡単には破損しません。その頑丈な6面体の箱で、住宅を形成していくという丈夫な構造と言えます。 [blogcard url="/news/1745"] ツーバイフォー工法とはどんな工法なのでしょうか? ■ ツーバイフォー工法のメリット ①優れた耐震性能 日本で住宅を建築する際、やはり気になるのが地震に対する備えかと思います。 地震大国である日本において住宅の耐震性能はもっとも重要と言っても良い基本的な性能と言えます。ツーバイフォー工法での住宅が増えている理由もここにあると言えます。 ツーバイフォー工法は床と壁面、天井が一体となった6面体のモノコック構造となり、一体となった構造は地震の力を全体で受け止め分散します。その為、力が一箇所に集中する事がなく、倒壊や損傷の可能性を大きく軽減します。 構造上、在来工法と大きく異なる点は床部分の構造になります。在来工法は床材を火打土台で支えている構造となります。ツーバイフォー工法の床は6面体の一面となる為、非常に剛性が強く、1階2階共に地震に強い構造になります。 実際に平成23年の東日本大震災では、調査対象住宅20,772戸のうち当面補修をしなくとも居住に支障ない住宅は19,640戸となり、実に95%はそのまま住居が可能という結果となりました。また平成16年の新潟中越地震でも全壊半壊した住宅が18,800戸あるなか、ツーバイフォー住宅の全壊半壊戸数はゼロでした。 ②耐火性能 木は燃えるイメージがありますが、太い角材や厚い板材においては温度上昇が遅く、火が付くと表面に炭化層ができ、それが断熱材の役割を果たす為、なかなか燃焼しないのです。加熱による強度の劣化は金属に比べかなり遅いと言えます。 ツーバイフォー構造の建物は、火の通り道を木材で塞ぐファイヤーストップ構造をしており、上階や隣に火が終え広がるのを防いでいます。 その為一般的にもツーバイフォー工法で建築された建物は耐火性能が高いとされ、火災保険の費用を抑えることもできます。一般的には火災保険で約1/2、地震保険で約1/3の保険料金となります。 [blogcard url="/news/3553"] ③ハリケーンも防ぐ耐風性能 近年台風での危害も良く耳にしますが、ツーバイフォーは、強力なハリケーンが襲う北米地域で生まれた工法の為、耐風に対する工夫が施された工法でもあります。 そのひとつがハリケーンタイと言われるあおり止め金具です。ハリケーンタイは屋根のたる木と外壁部分をしっかり固定し強風から屋根を守ります。またこのハリケーンタイは優れた耐久性から雪庇対策にも用いられています。 ④高機密、高断熱である どんなに腕の良い大工さんが丁寧に建てた家であっても、窓枠や天井、床に壁などにちょっとした隙間が空いているモノです。その目には見えないほどの隙間が空気の通り道となります。空気が通るという事は、冬は寒い空気が入り、室内のあたたかい空気を外に出してしまう。夏は熱い空気が室内に入り、エアコンで冷やした涼しい空気を外に出てしまいます。隙間が多ければ冷暖房効率が悪くなります。 面と面を接合するツーバイフォー工法は隙間の少ない気密性を確保しやすい工法と言えます。高気密な建物は冷暖房効率だけでなく、ヒートショックの防止、耐火性能の向上という利点もあります。 ■ ツーバイフォー工法のデメリットの勘違い ①建築時の間取りに自由度がなかったり、リフォームがしづらい 「間取りに制限があったり、後から変更することが難しい。」ツーバイフォー工法のデメリットとしてしばしば言われるこの話。実は少し違います。 面で構成された住宅の為、在来工法に比べ大空間が創れないと言われるツーバイフォー工法ですが、一区画40㎡(24帖)まで、上部床面の補強をおこなった場合は60㎡(36帖)までの空間を作れます。住宅としてはかなりの大空間といえるのではないでしょうか? また、リフォームについても出来ないわけではありません。ツーバイフォー工法は1974年7月に当時の建設省が技術基準を告示し、在来工法と同様に建設できるようオープン化された工法となります。その為、建築方法が釘1本からルール付けされています。そのルールを熟知していない建築士が設計やリフォームをした場合、抜いてよい壁や窓の大きさの規定が解らず、どうしても自由度が少なくなってしまう事もあるようです。 よく在来工法の方がリフォームしやすいと耳にするのは、明確な遵守基準が少なかったためとなります。極端に言えば品質を損なっても自由にできてしまった為となり、決してリフォームがしやすいわけではありません。逆に工法をしっかり理解して行えば、ツーバイフォー工法であっても大規模なリフォームも安全に高品質で行う事が可能と言えます。 ②大きな窓(開口部)を設置しにくい こちらもよく聞くデメリットとなります。壁の表面積に対して「箱」の一部をくりぬいてつくることになるため、住宅を支える壁の強度が下がってしまうという事で、在来工法に比べると自由度が低いとは言えます。 実際には上記①と同じ理由と言えます。基本的に建物の隅角部(出隅、入隅)には90㎝以上の壁をつくる事、また耐力壁に開口部を設ける場合は、開口部の幅はその耐力壁線の長さの4分の3以下となります。このルールに則った開口部であれば設置が可能となります。 ■ ツーバイフォー工法についてのまとめ ツーバイフォーのメリットを考えると非常に災害に強い工法と言えます。地震、台風、火災と家における心配事に関してとても安心できる工法でしょう。 また長くから使用されている工法でもある為、耐久性においても実際に保証されていると言えます。 大切なマイホームの建築工法としてツーバイフォーはとても魅力的な工法と言えるでしょう。 ■ デックスのハイブリット制震工法 デックスが提案する構造は、高耐震構造パネルによるモノコック構造による地震力に耐える耐震構造と、高減衰ゴム制震ダンパーの地震力を逃がす制震工法を組み合わせた、ハイブリッド制震工法です。 巨大地震が起こった際に、地震に耐えるには建物の耐震構造が必要ですが、先の熊本の地震のような繰り返し起こる余震や度重なる地震に対して、建物を守るには、建物に加えられる地震力を外に逃がし、基礎や木部の接合金物に対する負担を軽減する必要があります。 デックスでは、耐震と制震を組み合わせることで、「柔軟な立方体」を形成し、大きな地震力が繰り返し起こっても、建物にかかる負担を最小限に抑え、より長寿命な構造躯体をつくります。 [blogcard url="/news/3833"] デックスの地震に強いパワービルド工法

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