ツーバイフォー工法(2×4工法)を採用
ツーバイフォー工法は「木造枠組壁工法」のひとつで名前の通り柱と梁を軸として建築していく在来工法に対して
壁を面として建築していくのがツーバイフォー工法となります。
「 地震被害 」
から家を守る
地震によって建物が倒壊・崩壊してしまったら、建物内の人に限らず、周辺住民や歩行者などにも被害が及びます。
防災住宅はそのような直接的な被害を防ぎ、住宅へのダメージを最小限に軽減します。
デックスが提案する構造は、高耐震構造パネルによるモノコック構造による地震力に耐える耐震構造と、
高減衰ゴム制震ダンパーの地震力を逃がす制震工法を組み合わせた、ハイブリッド制震工法です。
ツーバイフォー工法は「木造枠組壁工法」のひとつで名前の通り柱と梁を軸として建築していく在来工法に対して
壁を面として建築していくのがツーバイフォー工法となります。
ツーバイフォー工法は床と壁面、天井が一体となった6面体のモノコック構造となり、
一体となった構造は地震の力を全体で受け止め分散します。
その為、力が一箇所に集中する事がなく、倒壊や損傷の可能性を大きく軽減します。
在来工法と大きく異なる点は床部分の構造になります。
在来工法は床材を火打土台で支えている構造でツーバイフォー工法の床は6面体の一面となる為、
非常に剛性が強く、1階2階共に地震に強い構造になります。
実際に平成23年の東日本大震災では、調査対象住宅20,772戸のうち当面補修をしなくとも
居住に支障ない住宅は19,640戸となり、実に95%はそのまま住居が可能という結果となりました。
また平成16年の新潟中越地震でも全壊半壊した住宅が18,800戸あるなか、ツーバイフォー住宅の全壊半壊戸数はゼロでした。
制震ダンパー「MAMORY」は、鋼板と高減衰ゴムを用いて作られた制震装置です。
特殊高減衰ゴムが地震の揺れにより変形することで、
地震エネルギーを熱エネルギーに変換吸収し、建物の揺れ及び損傷を抑えます。
デックスでは住宅建築の際の制震装置として、制震ダンパー「MAMORY」を採用しております。
「MAMORY」の制震性能は特殊な高減衰ゴムの特性を利用しています。
同じ高さから、一般的なゴムと高減衰ゴムのボールを落とすと、
一般的なゴムのボールはよく跳ねるのに、高減衰ゴムのボールは全く跳ねません。
これにより高減衰ゴムが、運動エネルギーを熱エネルギーに変換し、吸収している事がわかります。
住宅に設置された「MAMORY」は建物に層間変形が生じると、仕口部の角度が変化し、制震装置の伸び・縮みにより、高減衰ゴムが変形します。
高減衰ゴムの変形によって、地震エネルギーを熱エネルギーに変換し、建物の揺れ幅を抑えてるのです。
「 火災被害 」
から家を守る
一般の住宅では、毎年多くの火災が発生しており、調理器具や暖房器具、たばこをはじめ、
電気機器や配線器具の誤った使用による「電気火災」等、火災の発生原因は日常の中に多くあります。
そんな火災被害に備えデックスでは耐火性の高い工法を取り入れております。
ツーバイフォー工法は、火の通り道となる床や壁において、枠組材などが、 ファイアーストップ材となって空気の流れを遮断し、上階への火の燃え広がりを防止します。 その高い耐火性は、火災保険料率に反映されています。
ツーバイフォー住宅の場合、火の通り道となる床や壁の内側において、 枠組材などがファイヤーストップ材となって空気の流れを遮断し、 上階へ火が燃え広がるのをくい止めます。また床根太、枠組材などが一定間隔で 組まれている床や壁の内部構造は、防火区画がいくつもつくられているのと同じ状態です。 この一つひとつの区画によって火の進行はさらに遅くなります。
火災時に防火被覆(せっこうボード)が万一突破されても、 このように2重3重の防火機能をもつ「ファイヤーストップ構造」によって、 ツーバイフォー住宅は初期消火の可能性が高く、火災時の被害を最小限に抑えます。
ツーバイフォーでは、すべての天井や壁の内側全面に、厚さ12.5mm以上の石こうボードが貼られます。
石こうボードの中には約21%の結晶水が含まれていて、炎があたると熱分解を起こして約20分もの間、水蒸気を放出するという優れた特性を発揮します。
このため火災が発生しても、天井裏や壁の内部の温度が上昇しにくく、
構造材が発火点(約450℃)に達するまでの時間を大きく遅らせることができます。
また床・壁の内部に埋め込まれる断熱材も、火災時の熱が構造材に伝わりにくくし、石こうボードとともに木材の発火を遅らせます。
これによりツーバイフォー住宅の耐火性は、さらに高くなっています。
隣家で火災が発生した場合、外壁の表面温度は800℃以上にも達するといわれますが、ツーバイフォー住宅はもちまえの優れた耐火性で類焼を防ぎます。
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